超巨大企業時代
国際生産高、つまり海外子会社による生産高が年間50億から1600億ドルまでの近い未来に生まれる巨大企業を超目大企業と言います。アメリカはアメリカのGNPの20%にあたるものを海外において生産しており、年間売上高6億ドル以上の世界企業の数は約100社はあります。しかもアメリカに拠点を置く世界企業約200社のトップ経営者はアンケートによりこの数字は今後5年間に、40%から60%の伸びを見ぜせると予想しています。このような超巨大企業は、世界的なペースで資源を集め、それを配分できるという大きな利点をもつ反面、本社や子会社に多国籍的な経営者を必要とするという間題があります。そうしないと他の国にその企業を国際的な外交政策の延長とみられるためで、これは、企業と政府の間に密接な関係をもつ日本の世界企業にとっては、特に困難な問題です。なぜならば日本は同質の社会であり、日本の企業国家は一つの国家目標に従う償高が強いからです。

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