サービス経済社会
サービス経済社会とは全産業において、サーピスの占める位置が大きくなった社会のことを言います。新しい経済社会を定量的、実証的観点からみると、来るべき社会は、サービス経済社会になると言います。つまり年々増え続けるサービス産業人口ば七○年代の終りには58%に、85年には60%を超えていきました。この場合のサーピス産業は、従来の区分による狭義のサービス業、つまり第3次産業という分類を超えて、宇宙産業、情報産業などのようにシステム的な概念を持つものになります。つまりサービス経済社会では、多様な価値観を持つ需要者側の欲求に答えるために、生産の量より、サービス行為の質が重視され、労働のパーソナリゼーションが増して行きます。その結果、産業は物的生産活動から知識、技術の組織的集積活動へと重心が移っていき、上級学校への進学率が高まり育児幼児教育、社会教育なども拡充されていきます。

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